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最新の白内障・網膜硝子体手術装置について

[2018.10.16]

一般的に、眼科の眼内手術を行う装置としては、主に下記の2タイプがあります

  1. 白内障手術のみを行う装置
  2. 白内障手術と網膜硝子体手術の両方を行える装置 

通常、白内障手術だけを行う施設であれば①の器械を使用しますが、網膜硝子体手術にまで対応する施設では当然②の器械を用意することになります。

 ②の網膜硝子体手術装置は、白内障手術のみを行う手術装置に比べて機能が多くかつ非常に複雑であり、網膜硝子体手術専門の特殊な経験を積んだ眼科医にしか扱うことはできません。
 当院では、網膜硝子体手術装置として、米国Alcon社の最新鋭機種「アキュラス」と「コンステレーション」の2台を採用しています。どちらも世界的に実績を認められた非常に信頼性の高い器械ですが、網膜硝子体手術専門医の間では、この2台の器械は自動車に例えて次のように表現されることがあります。

「アキュラスが”高級乗用車”だとすれば、コンステレーションは”フォーミュラカー”のようなマシンだ。」
 じつは、コンステレーションはアキュラスの後継機種として発表された最新鋭の手術装置で、硝子体手術のエキスパートドクターに向けて作られた、より高機能かつ専門化された非常に高い性能を誇るマシンとなっています。それだけに、そのマシンを使いこなすには、乗用車だけではなくレーシングカーを乗りこなすような、高度な技術に加えて専門的な知識、器械操作へのよりシビアな習熟度が求められるのです。

フォーミュラカーに乗っていたとしても、十分にその性能を引き出してちゃんと乗りこなす技術がなければ、むしろ普通の乗用車に乗っている方がずっと安全かもしれません。同様に、せっかく素晴らしい手術器械を用意していても、その性能を十分に発揮しきれないのでは、患者様にとって質の高い手術を提供することはできません。

院長は、白内障手術、硝子体手術をお受けになるすべての患者様に最良の結果をご提供できるよう、これまでの豊富な手術実績に基づく熟練の技術と経験によって、このマシンのパフォーマンスを常に最大限に発揮して手術に臨んでいます。

そして今後も、当院でご提供する医療のレベルが医学の進歩に遅れることのないよう、知識のアップデートとさらなる技術の向上に日々努力して参ります。

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