手術・治療
手術のご案内
手術は妥協無く、徹底的に丁寧に。
眼科領域の手術は、手術機器の発達と手術手技の向上により近年目覚ましい進歩を遂げ、白内障手術に代表されるように以前に比べて手術時間が格段に短縮されるようになってきました。
しかし、時間短縮ばかりにこだわるあまり、かえって手術手技が荒っぽくなったり雑な操作が増えたりして、回復に時間がかる、術後のキズの仕上がりが悪い、視力が十分に改善しない…など、質の低い手術となってしまっては意味がありません。
院長は長年の臨床経験から、「手術はできるだけ丁寧かつシンプルに。」をモットーとしています。
徹底的に丁寧に手術を行うことで、おのずと技術は洗練され、操作に無駄がなくなり、効率の良い流れるような手技が可能となり、その結果として手術時間は自然に短くなるものです。同時にそういった手術は当然目にかかる負担も軽く、同じ手術でも術後の仕上がりには大きなクオリティーの差が生まれてきます。
当院で行っている日帰り手術
白内障手術
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一般白内障手術、難治性白内障手術
硝子体手術
糖尿病網膜症、硝子体出血、網膜剥離、黄斑前膜(黄斑上膜)、黄斑円孔、黄斑浮腫、網膜中心静脈閉塞症、網膜静脈分枝閉塞症、網膜下出血(黄斑下出血)、硝子体混濁、細菌性眼内炎、白内障術後の水晶体落下
緑内障手術
線維柱帯切除術など
眼瞼形成術
眼瞼皮膚弛緩(まぶたのたるみ)、眼瞼下垂、眼瞼内反症(さかさまつ毛)、眼瞼腫瘍(まぶたのできもの)
眼科一般手術
ものもらい(霰粒腫・麦粒腫)、翼状片、結膜弛緩症、眼窩脂肪ヘルニア…など
抗VEGF薬の硝子体注射療法
加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症、病的近視、糖尿病黄斑浮腫
ボトックス注射療法
眼瞼けいれん、片側顔面けいれん
手術までの流れ
1.手術日の決定
手術のご希望がある患者様には・・・
ご相談の上、手術日を決定。
その後、血液検査、血圧測定。
かかりつけの医療機関様がある場合は、必要に応じてお手紙をお渡し。
2.術前検査・手術説明・・・手術の1~3週間前頃にご予約をお取りします。
手術内容のご説明
手術に必要な眼の検査
採血結果の確認
術前術後の注意事項(点眼の仕方・生活面など)のご説明
・・・などを行います。
3.手術当日
手術の順番に沿って、あらかじめ指定された時間に来院していただきます。
回復室にて点眼、血圧測定など手術の準備をします。
その後、手術室へ入室し、手術を受けていただきます。
手術終了後は、回復室で5~30分ほどお休みいただいてからご帰宅となります。
手術後はお一人でお帰りになることも可能です。
ただし当日は手術した眼は眼帯をしたままお帰りいただきますので、お車等の運転はお控え下さい。
4.術後定期診察
手術翌日以降は、定期的に通院し診察を受けていただきます。
例:術翌日→術翌々日→術後4日目→術後7日目・・・など(患者様の眼の状態により通院頻度は異なります。)
※眼帯について 手術当日は眼帯をしてお帰りいただきます。
- 白内障手術では・・・
- 術翌日から眼帯を外し、代わりに保護用のメガネを1週間ほど装用していただきます。
- 硝子体手術では・・・
- 術翌日以降も数日~1週間程度眼帯をしていただきます。
高額療養費制度について
・・・手術費など高額な治療費の一部が還付される制度があります。
高額療養費制度は、医療費が高額になった場合に、一定の自己負担限度額を超えた部分が払い戻される制度です。
年齢や所得に応じて、その方の支払う医療費の一月あたりの上限が定められています。またいくつかの条件を満たすことにより、さらに負担を軽減する仕組みも設けられています。
所得・年齢ごとの自己負担限度額および申請方法など詳細については、
厚生労働省のホームページ高額療養費制度を利用される皆様へのPDFファイルをご覧下さい。
- 高額療養費の還付については、1ヶ月ごとの医療費の支払額の合計が対象になります。
- 両眼の手術の場合は、同一月内に両眼とも手術を受ける方が還付が多くなる場合があります。